自動車やバイクの住所変更方法
手続きの必要性
自動車やバイクを持って引っ越しをする場合、車検証の住所変更手続きをしなければいけません。
運転免許証に記載されている住所に変更があった場合には、最寄りの警察署に行って
変更手続き(裏書き)をしてもらうことになりますが、それと車検証の住所変更は全く別です。
自動車の場合は、軽自動車であっても大型トラックであっても必ず車検を
しなければならないこととなっているので、それに伴う手続きも当然必要です。
一方でバイクは、原動機付自転車(50cc~125cc)の場合は車検の義務がなく、したがって
車検証も発行されないため、車検証の変更手続きは必要ありません。ただし毎年の軽自動車税の納付は
登録をしている市区町村に対して行うことになるので、市区町村をまたいだ引っ越しに
持って行く場合は先に旧住所の役所にナンバープレートを返納し、改めて新しい住所で
プレートの発行をしてもらう必要があります。
125cc以上のバイクの場合は、手続きは役所ではなく陸運局で行うことになります。
必要書類は軽二輪自動車か小型二輪自動車かで異なりますが、案内がありますので特に迷うことはありません。
もっとも手続きが大変なのは自動車です。
手続きは住所変更後15日以内に行わなければならないこととなっています。
変更をしていなかった場合、自動車税の納付が旧住所に届いてしまうなど、
次回以降の車検手続きができなくなってしまう可能性があります。
必ず手続きは早めに行い、直前になって変更していなかったと慌てることがないようにしましょう。
手続きの仕方
自動車および125cc以上のバイクの住所変更手続きは、新住所の陸運局で行います。
このとき新住所を証明する書類が必要になるので、先に住民票の異動手続きし、
住民票を発行してもらうと、その後の手続きがすんなりできるでしょう。
まず車検証の住所変更手続きですが、新しい住所の陸運局に行き、そこで車検証、
車庫証明書、住民票(または新しい住所を証明するもの)それに申請書をその場で
作成して添付します。この時陸運支局で販売されている印紙を貼ることになるので、
その分のお金をきちんと用意していくようにしましょう。
車検証の住所変更をする時には同時に車庫証明(自動車保管場所証明書)の場所も
変更することになります。当然ですが引越し先に駐車場がない場合は手続きをすることができません。
引越し時には入居前に新しい駐車場を契約するなど準備しておいてください。
駐車場を契約する時にはそれぞれのオーナーのところで別途契約をしなくてはいけません。
その場合も印鑑や身分証明書、さらに住民票が必要になりますので、忘れずに持って行くようにしましょう。
順番を間違うと何度もあちこちで契約し直しになりますので、スケジュールを
確認して間違いなくできるようにしてください。
保険に関する手続き変更が必要なことも
自動車やバイクを運転している人であれば、民間の自動車保険に加入しているケースがほとんどでしょう。
この自動車保険は、住所変更の際に変更後の住所を申請する必要があります。
必要となる手続きの方法は、加入している保険会社のホームページやパンフレットなどに掲載されています。
また同様のタイミングで自動車保険の契約内容を見直す人も多いようです。
保険を見直すメリットとしては、毎月の保険費用が安くなる、より生活に合ったプランに変更できることが挙げられます。
万が一、住所の変更を怠ったりすると、保険料の支払いが長期間滞ったりすることもあるため、注意が必要です。
自動車やバイクの住所変更の際は、保険に関する住所変更も忘れずに行うようにしましょう。