今流行中の「北欧コーデ」を取り入れるには?
▼北欧発の有名メーカーを紹介
インテリアコーデの一大ブームとなっている「北欧系」ですが、あまりに流行しすぎたせいか何を持って北欧系と言うのかが曖昧になってきつつあります。
一般的な北欧系のイメージとしては、白を基調にした壁や床、木目やレンガの石積みなどをそのままデザインに生かしたナチュラル感が挙げられます。
しかしそうした色味や雰囲気だけでまとめられるほど北欧系は簡単なものではなく、探してみるとかなりの種類のデザインがあることがわかります。
北欧の明確な定義はスカンジナビア半島にある4国であるデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド発であるということです。
中でも家具メーカーではデンマークが一方抜きん出た存在となっており、「カール・ハンセン&サン」や「GETAMA(ゲタマ)」といった世界的に有名な会社があります。
「IKEA」で有名なスゥエーデンでは「GARSNAS(ヤネシス)」や「SWEDESE(スウェデッセ)」といった老舗の家具メーカーがあります。
フィンランドなら「Artek(アルテック)」や「NIKARI(ニカリ)」という家具メーカーがあり、ノルウェーは日本ではあまり知名度はありませんが「Cathrine Holm(キャサリンホルム)」というホーローインテリアのメーカーや「EKORNES(エコーネス)」というベッドを得意とするメーカーがあります。
同じ北欧系でもどの国のものであるかによって微妙に違いがあり、細かいデザイン性の違いを楽しむというのも北欧コーデのやり方です。
▼特徴をつかんで統一感を出す
北欧コーデを成功させるための重要なポイントとして「白」の使い方があります。
白にもいろいろな種類がありますが、主に北欧コーデで用いられるのはグレーに近い青味の入った白色です。
これは北欧の長い冬の時期に見られる森林の雪景色がモチーフになったもので、白い雪の中の木々や影の形といったものをイメージするとわかりやすいと思います。
また北欧風デザインでよく用いられているのが幾何学模様です。
北欧系の雑貨屋に行くと豊富な種類があるのがファブリック(布)ですが、鮮やかな色合で特定の模様を繰り返しプリントしているタイプのデザインをよく見かけます。
象徴的なのが日本で大人気のフィンランドのアパレルメーカー「Marimekko(マリメッコ)」で、独特の幾何学デザインが日本人デザイナーとは全く違ったセンスを感じさせます。
手軽に室内に北欧コーデを取り入れるなら、そうしたファブリック類やガラス小物を取り入れるのがおすすめです。
ガラス小物の人気メーカーとしては同じくフィンランドの「iittala(イッタラ)」があります。